~ 学内ネットワークの刷新に伴い、さらなるセキュリティ強化を目指す
~ 長年の運用実績による信頼性を評価し、パロアルトネットワークスの製品を引き続き選定

 

世界的なサイバーセキュリティのリーダー企業であるパロアルトネットワークス株式会社(本社:東京都千代田区、以下パロアルトネットワークス)は、この度、学校法人福岡工業大学(本部:福岡県福岡市東区、以下福岡工業大学)が、パロアルトネットワークスの次世代ファイアウォール「PA-5220」を導入したことを発表いたします。

 

福岡工業大学は福岡市東区のキャンパスに、大学院、学部、短期大学部、附属城東高等学校を有し、合計約6,700名の学生・生徒が在籍しています。各設置校を有機的に連携させながら教職協働による教育改革を推進するとともに、学生・生徒のウェルビーイング向上を念頭に、教育・研究・働き方高度化するDXを推進しています。また、高度な教育・研究活動を展開するために、高速かつ安定的な学内ネットワークの整備に努めています。

 

導入の背景

福岡工業大学は、2013年にギガビットイーサネット(1Gbps~10Gbps)の学内ネットワークを構築・運用してきました。運用開始からおよそ10年が経過するなか、とくに近年はクラウドサービスの利用が拡大し、学内ネットワークとインターネット通信の帯域・速度・安定性がより高いレベルで求められるようになりました。一方で従来とは比較にならないほど大量に押し寄せるサイバー攻撃から、学生・教職員の個人情報、教育・研究データなどの機密情報が多く存在する学内ネットワークを守るために、情報漏洩の防止や標的型攻撃の防御といったセキュリティ対策のさらなる強化が急務でした。

そこで福岡工業大学は、老朽化した従来の学内ネットワークから新しい学内ネットワークへと刷新するための検討を2021年に開始しセキュリティ対策も含めて全面的に見直すことにしました。従来の学内ネットワークには、パロアルトネットワークスの次世代ファイアウォール「PA-5050」が導入されており、安定稼働を続けていたものの、時間の経過に伴って高度化・巧妙化するサイバー攻撃の防御処理にハードウェア性能が追い付かないという課題もしばしば見られていたことから、福岡工業大学では最新のファイアウォールへリプレースすることが決定されました。

その際、導入候補として複数の製品をピックアップし、①増大化するサイバー攻撃を防御しつつ、10Gbpsの高速通信を担保する性能を備えていること、②24時間365日で稼働し、長期運用に耐えるハードウェア性能とOSを有していること、③既存のファイアウォール設定をスムーズに引き継ぎ、機器入れ替えのダウンタイムを最小限に抑えられること、④既存の分散型検索・分析エンジン「Elasticsearch」と連携し、ログの収集と長期保存が行えることの4点を重視し、選定作業が進められました。

その結果、ハードウェア故障による停止が一度も発生することなく学内ネットワークを防御し続けてきた従来機種の実績を高く評価するとともに、圧倒的に優れた性能と機能を備え長期ライフサイクルで運用できるといったことが決めてとなり、パロアルトネットワークスの次世代ファイアウォール「PA-5220」が選定されました。

 

導入効果

PA-5220の採用が決定した後、新しい学内ネットワークの構築に合わせて導入作業を実施し、予定通り2022年9月にPA-5220の本番稼働を開始しました。運用から約1年が経過するなか、福岡工業大学ではさまざまな導入効果を実感していると話しています。

とくに導入時において、従来製品からの移行によるダウンタイムを最小限に抑えてスムーズに運用を開始できたことは、大きな導入効果でした。また、従来製品に比べてハードウェア性能が大幅に向上したこともあり、膨大な量のサイバー攻撃にも余裕をもって応答できるなど、サイバー攻撃の防御処理にハードウェア性能が追い付かないという課題はすべて解消されました。

さらに、PAN-OSの進化によって大幅に強化された機能にも効果を感じています。Wi-Fi用VLANに対するPA-5220のNAT機能は安定稼働を続けているほか、URLフィルタリング機能により有害サイトを確実にブロックできるようになりました。モニター機能のアプリケーションスコープを使って帯域を消費するアプリケーションやクライアントを特定したり、トラフィックパケットキャプチャを使ってトラブルシューティングを効率化したりといった運用面の効果も得られています。

福岡工業大学では、新しい学内ネットワークについても長期の運用を視野に入れており、学内ネットワークを守るファイアウォールとして導入したPA-5220についても長期の利用を予定しています。

 

コメント

福岡工業大学の情報システム運用管理を担当する情報基盤センター 情報企画課 課長 藤原昭二氏は、今回のPA-5220の導入について、次のように述べています。

「パロアルトネットワークスは、高性能・高信頼なハードウェア/ソフトウェア開発が行える高度なテクノロジーを有し、サイバーセキュリティ領域におけるグローバルリーダーだと評価しています。日本国内でも複数のパートナー企業と強固に連携したサポート体制が構築されており、本学をはじめとする教育機関でも安心感を持ってパロアルトネットワークスの製品を採用することができます。今後もサイバー脅威の克服に向けたイノベーションを起こし続け、信頼性の高い製品とソリューションを提供し続けることを期待しています。」

パロアルトネットワークスは、あらゆる組織の皆様のDX推進にあたり今後も選ばれるパートナーとして貢献してまいります。

 

ネットワーク図:

 

導入事例の詳細

<https://www.paloaltonetworks.jp/customers/fit>

 

学校法人福岡工業大学について(https://www.fit.ac.jp/

福岡工業大学は、「For all the students~すべての学生生徒のために」を経営理念に掲げ、情報・環境・モノづくり領域で教育研究力を発揮し、広く社会に貢献する“実践型人材”を育成する私立大学です。福岡市東区のキャンパスには大学院・学部・短期大学部・附属城東高等学校が設置され、「各設置校を有機的に連携させた教職協働による教育改革」「学生・生徒のウェルビーイング向上を念頭においたアクティブラーニングの全学展開」「教育・研究・働き方を高度化するデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進」に力を入れています。「面倒見が良く、丁寧で質の高い教育」と「高い就職・進学実績を誇るキャリア支援」を実践する教育機関として定評があります。

 

パロアルトネットワークス株式会社について

パロアルトネットワークスは、サイバーセキュリティのグローバルリーダーです。企業や組織が安心してテクノロジーを活用できるよう、サイバー脅威を克服するための技術革新に努め、世界中のあらゆる業界の何千ものお客様に、次世代サイバーセキュリティを提供しています。最高クラスのサイバーセキュリティプラットフォームとサービスは、業界をリードする脅威インテリジェンスに支えられ、最先端の自動化によって強化されています。ゼロトラストエンタープライズの実現に向けた製品の導入や、セキュリティインシデントの対応、ワールドクラスのパートナーエコシステムを通じたより良いセキュリティ成果の提供などにより、毎日をより安全なものにするための支援に取り組んでいます。それが、パロアルトネットワークスがサイバーセキュリティのパートナーとして選ばれる理由です。

 

パロアルトネットワークスでは、ミッションの実現に向けて最高の人材を集めることに尽力しており、Newsweek誌の「最も愛される職場」(2021年)、Comparably(職場文化モニタリングプラットフォーム)の「多様性に優れた企業」(2021年)、HRC(ヒューマンライツキャンペーン)の「LGBTQ平等のための最高の場所」(2022年)に選出されています。詳しくは http://www.paloaltonetworks.jpをご覧ください。

※Palo Alto Networks、Palo Alto NetworksロゴおよびPrismaは米国およびその他の国・地域におけるPalo Alto Networksの登録商標または商標です。本書に記述されているその他すべての商標、商号、サービスマークは、各所有者に帰属します。また、本書またはその他のプレスリリース公式発表に記述されている未発売のサービス、および機能については、提供開始までご利用いただけません。当初の予定通りに提供開始されない場合や、提供されない場合もあります。パロアルトネットワークスの製品やサービスを購入する際は、既に提供されているサービスや機能をhttp://www.paloaltonetworks.jpよりご確認ください。

 

報道関係者からのお問い合わせ

パロアルトネットワークス株式会社
コーポレートコミュニケーション 松島 由起子
Email: ymatsushima@paloaltonetworks.com

 

パロアルトネットワークスPR事務局
共同ピーアール株式会社
Email: panw-pr@kyodo-pr.co.jp