そのため、過剰な権限のアイデンティティ、設定ミス、パッチ未適用の脆弱性、不十分な管理といったサイバー攻撃の原因への対策は、自社のセキュリティ チームが実施する必要があります。最新のUnit 42クラウド セキュリティ レポートによると、本番環境のコードベースの約2/3 (63%)に深刻度が「高」または「重大」のパッチ未適用脆弱性が含まれます。これは攻撃者にとっては格好の標的です。また、公開ストレージ バケットの63%で個人情報(PII)、財務記録、知的財産などの機密データが発見されています。つまるところ、自社のデータは自社で責任を持ってセキュリティを確保しなければならないのです。
Unit 42® Cloud Security Assessmentは、脅威インテリジェンスとクラウド セキュリティの専門知識を融合し、事業への影響が特に大きいクラウド脅威と設定の問題を特定して緩和するサービスです。クラウド セキュリティのベストプラクティスを導入する土台となります。重大クラウド リスクに関する認識を共有した上で、是正措置の優先順位付けを行い、長期的なロードマップを策定することで、クラウド セキュリティ プログラムを改善します。
Unit 42 Cloud Security Assessmentの利点
- ビジネスに応じた最新クラウド脅威を把握。Unit 42の専門家と連携して最新の脅威インテリジェンスを適用し、業種や地域などに応じた攻撃の可能性が高いクラウド脅威をスタート地点に定めます。
- クラウド セキュリティ体制を強化。脅威インテリジェンスとコンサルティングの専門知識をお客様固有のクラウド脅威プロファイルと連携させ、セキュリティ体制を改善し、クラウド環境の可視化・監視・検出機能を強化します。
- クラウド セキュリティ ジャーニーを加速。Unit 42のカスタムロードマップは、アタックサーフェスの削減だけでなく、組織のクラウド セキュリティ能力の成長を念頭に設計されています。ロードマップは脅威情報に基づくベストプラクティスを土台とし、ビジネス ニーズに合わせてカスタマイズされます。
Unit 42 Cloud Security Assessmentの評価手法
お客様固有の脅威プロファイルと推奨ベストプラクティスを整合させ、クラウド セキュリティを強化します。
図1: Unit 42 Cloud Security Assessmentの評価手法
- クラウド環境の基礎調査: 調査対象のクラウド環境の技術分析を実施し、分析結果をUnit 42の脅威インテリジェンスに基づく主要トレンドと関連付けます。
- 関連性の高い脅威を解明: 脅威に着目した共同ワークショップを開催し、クラウド脅威と防御の弱点がビジネスに与える影響について認識を共有します。
- クラウド セキュリティ プログラムの評価: 既存の環境とUnit 42のフレームワークを比較し、お客様の保護に最適なクラウド セキュリティ プログラムを策定します。
- クラウド セキュリティ プログラムの改善: リスク軽減と能力向上に役立つ優先順位付けされたロードマップと是正措置に関するアドバイスを提供。インタラクティブなブリーフィングとの相乗効果によって変化を促します。
Unit 42について
Unit 42®は、世界的に名高い弊社の脅威リサーチャーおよびハンターと、セキュリティ コンサルタントの精鋭チームから編成された、インテリジェンスに基づく迅速なレスポンスを実現する組織です。Unit 42の脅威インテリジェンス チームは、脅威リサーチを提供することで、セキュリティ チームが攻撃者の意図や特性を理解するとともに、パロアルトネットワークスの製品やサービスが提供する保護を強化して高度な攻撃を阻止します。Unit 42は、脅威の状況に応じて、最新のリスクに関する情報、対応状況の評価、最悪の事態が発生した場合の復旧支援を提供できます。最新の脅威インテリジェンスと調査結果の詳細は、unit42.paloaltonetworks.jpをご覧ください。