アプリケーション ライフサイクル全体を通したクラウド ネイティブ アプリケーション保護。
Gartnerの言葉どおり、開発とランタイムを個別の問題として扱い独立したツールでセキュリティとスキャンを行うべきではありません。開発と運用を通じた継続的な取り組みとしてセキュリティとコンプライアンスを扱い、できる限りツールの整理統合を試みるべきです。
そこで登場するのが、クラウド ネイティブ アプリケーション保護プラットフォーム(CNAPP)です。CNAPPはGartnerが提唱した概念であり、2021年のレポート『イノベーション インサイト: クラウドネイティブ アプリケーション プロテクション プラットフォーム』において「開発環境と本番環境でのクラウド ネイティブ アプリケーションの保護とセキュリティを目的とした、セキュリティ機能とコンプライアンス機能の統合セット」と定義されています。
可視性のギャップを解消して統合を簡素化し、企業ワークロード全体の可観測性を最大限に高めます。また、開発フェーズにセキュリティをシフト レフト(前倒し)することで、以下のメリットをもたらします。
クラウド化に伴い、コンテナがアプリケーションの開発とデプロイに欠かせない要素となっています。したがって、CI/CDワークフローの中でAPI、ソフトウェア構成分析、脆弱性のスキャンを行うなどコードからクラウドの全段階でコンテナをスキャンしてセキュリティ脅威を検出する必要があります。
クラウドに侵入する脅威のリスク軽減とブロックを行い、クラウド上での横移動を阻止し、重要データがクラウドから流失することを防ぎます。
IDベースのマイクロセグメンテーションにより、アプリケーションの通信状況を可視化して脅威の横移動を防ぎます。
次世代ファイアウォールでインバウンド/アウトバウンドのクラウド ネットワーク トラフィックをすべて検査し、脅威と高リスク コンテンツを検出します。
パブリック クラウドに保管されたデータ オブジェクトに加えて、権限とユーザー資格を詳細に可視化します。
700個を超える事前構築済みクラウド セキュリティ ポリシーのライブラリからガードレールを適用して設定ミスとドリフトを防止します。
セキュリティ チームが大量のアラートに悩まされることなく調査と復旧に注力できます。
多くのクラウド環境ではインフラをコード化して管理・構築します。そのため、当該コードを 継続的にスキャン して脆弱性を検出するとともに、設定ファイルの弱点を評価する必要があります。
Terraform、CloudFormation、Kubernetes、Dockerfile、Serverless、ARMテンプレート用のDevOpsツールのワークフローにセキュリティを組み込みます。
脆弱性とコンプライアンス違反に対する実用的なフィードバックとガードレールを開発部門に提供し、これらのコンポーネントのセキュリティを確保します。
複製、バージョン管理、ライブ コード リポジトリに基づくテストが可能なコードとしてセキュリティ コントロールを構築します。
クラウド権限を迅速に監査し、不適切なクラウド権限設定が原因のセキュリティ インシデントを防ぎます。
マルチクラウド環境を継続的に監視し、最小権限を自動推奨します。
IdPユーザーの権限ロールを検査し、その結果をクラウドID (IAMユーザーやマシンID)と関連付けます。
VM、ホスト、コンテナ、Kubernetes®、サーバレス アーキテクチャなどのクラウド データセンター アーキテクチャ内のワークロード保護を主眼としたセキュリティ ソリューションです。
ダッシュボードが一元化されており、パブリック クラウド環境、プライベート クラウド環境、オンプレミス環境でのリアルタイムのリスク優先順位付けに役立ちます。
エージェントレス スキャンとエージェントベース保護を併用する柔軟性によってお客様のニーズを満たせるのはPrisma Cloudだけです。
統合プラットフォームによって脆弱性スキャンと堅牢化チェックをCI/CDワークフローに組み込みます。
Forrester: Prisma CloudのTotal Economic Impact調査、2021年6月
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