日本 及び アジア太平洋地域の戦略的拠点の既存インフラストラクチャにPrisma® Access Browserを統合し、データをローカルで管理するお客様のデータレジデンシー要件に対応

 

サイバーセキュリティのグローバルリーダーであるパロアルトネットワークス(本社:米国カリフォルニア州、以下パロアルトネットワークス)は、この度、日本 及び アジア太平洋地域の戦略的拠点における新たなクラウドインフラストラクチャへの投資により同地域への取り組みを一層強化することを発表します。 この新しいクラウド投資により、Prisma Access Browserはオーストラリア、インド、インドネシア、日本、シンガポールを含む市場で既存のインフラに統合され、各ローカル市場および地域の顧客がセキュアなエンタープライズウェブブラウザへのアクセスが可能になると同時に、企業はセキュリティやパフォーマンスを犠牲にすることなく、ローカルのデータレジデンシー要件に対応できるようになります。

今日、仕事の大部分がブラウザ上で進められています。ガートナーのレポート1によると、2030年までにエンタープライズブラウザは、シームレスなハイブリッドワークを実現するために、管理されたデバイスと管理されていないデバイスの両方で従業員の生産性とセキュリティソフトウェアを提供する中核的なプラットフォームになると考えられています。従来のインターネットブラウザは、フィッシング、アカウント乗っ取り、マルウェア感染、悪意ある拡張機能など、様々なサイバー脅威に対して脆弱であり、SaaSアプリケーションや生成AIツールの普及、管理されていないデバイスの仕事への利用拡大に伴い、問題はさらに深刻化しています。従業員の生産性を向上できる一方で、攻撃対象領域も同時に拡大し、サイバー犯罪者に新たな侵入経路を提供することになり得ています。

 

パロアルトネットワークス、SASE担当CTO オフェル・ベンヌーン(Ofer Ben-Noon)のコメント:

管理されていないデバイスは、組織のセキュリティポスチャにおいて最も脆弱であることが多く、特に組織が分散型労働形態を採用している現在ではなおさらと言えます。このリスクは、生成AIツールの急速な普及や、ウェブトラフィックの60%以上2が暗号化されたままであるという事実によってさらに増幅され、高度な攻撃の新たな手段を生み出しています。この度新たなクラウド拠点を設けることで、デバイスが管理されているか否かを問わず、職務で使用するデバイスにエンタープライズグレードのセキュリティを提供し、重要な情報の保護を確保すると同時に、現代のサイバー脅威に直面している組織が全体的なセキュリティ回復力を向上させることを可能にします。

 

パロアルトネットワークス、日本 及び アジア太平洋地域プレジデント サイモン・グリーン(Simon Green)のコメント:

日本 及び アジア太平洋地域の組織では、クラウドコンピューティングの価値を活用し、ワークロードのクラウド移行を進めています。この度、パロアルトネットワークスでは同地域におけるクラウドのプレゼンスを強化する取り組みにより、データレジデンシー要件を満たすクラス最高のサイバーセキュリティソリューションに、世界中のお客様がローカル市場でのアクセスが可能になります。

地域内ホスティングサービスの提供は、パロアルトネットワークスが日本 及び アジア太平洋地域のお客様に最も完全なセキュリティサービスをローカル市場で提供するという継続的なコミットメントの一環です。これらのサービスにより、お客様はデータプライバシーに配慮しつつ、新たな脅威を検出することができ、地域内で運用、提供されるシームレスで簡素化されたセキュリティソリューションとなります。

クラウドロケーションの追加により、同地域の組織は直接、高度なアクセスを利用することが可能となります。 

  • Prisma Access Browserは、Prisma SASEの完全なセキュリティとシームレスなユーザーエクスペリエンスをあらゆるエンドポイントに数分で展開する画期的なソリューションです。主な機能は以下のとおりです。
    • 管理・非管理デバイスをセキュアに:エンドポイントからブラウザを分離し、敵対的な環境向けに設計されています。安全なワークスペースを提供し、信頼できないデバイス について心配する必要がなく脅威の調査やフォレンジックのための洞察も収集できます。
    • SaaSやWebアプリケーション全体の可視性と制御を強化:ゼロトラスト原則とラストマイル データ制御をブラウザに直接拡張し、1,000 を超えるデータ分類器を内蔵したエンタープライズ DLP を提供することで、Office 365 や WhatsApp Web のような暗号化されたプラットフォーム上でも機密情報を保護します。すべてのデバイスを一元的に管理、可視化することができ、管理を簡素化し、IT効率を高めることが可能です。
    • ユーザーエクスペリエンスの向上:生産性を向上させ、摩擦のない直感的なユーザーエクスペリエンスを提供します。最大限のアップタイムと、インターネットに直接接続するよりも5倍高速なアプリケーション・パフォーマンスを実現する生産性をユーザーにもたらします。

 

パロアルトネットワークスの各地域のクラウド拠点について詳しくは、

https://www.paloaltonetworks.jp/products/regional-cloud-locations をご覧ください。

 

パロアルトネットワークス株式会社について

パロアルトネットワークスは、サイバーセキュリティのグローバルリーダーです。企業や組織が安心してテクノロジーを活用できるよう、サイバー脅威を克服するための技術革新に努め、世界中のあらゆる業界の何千ものお客様に、次世代サイバーセキュリティを提供しています。最高クラスのサイバーセキュリティプラットフォームとサービスは、業界をリードする脅威インテリジェンスに支えられ、最先端の自動化によって強化されています。ゼロトラストエンタープライズの実現に向けた製品の導入や、セキュリティインシデントの対応、ワールドクラスのパートナーエコシステムを通じたより良いセキュリティ成果の提供などにより、毎日をより安全なものにするための支援に取り組んでいます。それが、パロアルトネットワークスがサイバーセキュリティのパートナーとして選ばれる理由です。

 

パロアルトネットワークスでは、ミッションの実現に向けて最高の人材を集めることに尽力しており、Newsweek誌の「最も愛される職場」(2021年)、Comparably(職場文化モニタリングプラットフォーム)の「多様性に優れた企業」(2021年)、HRC(ヒューマンライツキャンペーン)の「LGBTQ平等のための最高の場所」(2022年)に選出されています。詳しくは http://www.paloaltonetworks.jpをご覧ください。

 

※Palo Alto Networks、Palo Alto NetworksロゴおよびPrismaは米国およびその他の国・地域におけるPalo Alto Networksの登録商標または商標です。本書に記述されているその他すべての商標、商号、サービスマークは、各所有者に帰属します。

※本プレスリリースはシンガポール発、2025年3月13日発表の抄訳です。

 

報道関係者からのお問い合わせ

パロアルトネットワークス株式会社
コーポレートコミュニケーション 松島由起子
Email: ymatsushima@paloaltonetworks.com

 

パロアルトネットワークス広報事務局(共同ピーアール内)
担当:近藤、松田、兪(ゆう)、石谷
Email: panw-pr@kyodo-pr.co.jp
TEL: 080-8914-9372(兪)


1 https://start.paloaltonetworks.com/Gartner-Future-of-Enterprise-Browsers.html
2 “The State of Workforce Security: Key Insights for IT and Security Leaders,” Omdia and Palo Alto Networks, January 2025.