Precision AIを搭載したCopilotが、セキュリティチームの生産性とセキュリティ成果を向上
パロアルトネットワークス(本社:米国カリフォルニア州、以下パロアルトネットワークス)はこの度、完全自律型セキュリティのビジョンを発表しました。世界的なサイバーセキュリティのリーダー企業であるパロアルトネットワークスは、今回の発表の一環として、生成AI(GenAI)が持つパワーと、高精度なサイバーセキュリティ技術の独自コレクションを組み合わせた3つの新しいCopilot、Strata™ Copilot、Prisma® Cloud Copilot、およびCortex® Copilotを発表しました。Precision AI™を搭載した次世代アシスタントであるCopilotは、日常業務の複雑さを解消し、セキュリティチームの生産性を劇的に向上させます。また、各Copilotはパロアルトネットワークスの先進的なセキュリティプラットフォームにシームレスに組み込まれています。
パロアルトネットワークスの最高製品責任者であるリー・クラリッチ(Lee Klarich)のコメント:
生成AIが主流になることに合わせ、当社では生成AIが自律型セキュリティを実現する究極のツールになるといったビジョンを掲げました。生成AIは単に答えを示す能力を超えて、行動を促すことができるという考えのもと、当社のビジョンを実現するためにさらなるイノベーションを目指しました。そして、行動を促すことを可能にするため、生成AIを他の主要な技術と組み合わせて精度を向上させました。当社のビジョンの実現に向けた第一歩としてPrecision AIを搭載したCopilotにより、セキュリティチームの生産性とセキュリティ成果を飛躍的に向上させます。
生成AIは、プレパッケージされた自動化、機械学習、強力なガードレール、モデルの微調整などの主要技術と組み合わせることで、特殊なセキュリティタスクにも対処できる大きな可能性を秘めています。Precision AIはパロアルトネットワークス独自の革新的なAIアプローチであり、生成AIと機械学習(ML)およびディープラーニング(DL)機能を組み合わせてより効果的なアシスタントを構築し、包括的なデータと実績のあるプレイブックを活用することで、ガイド付きの自動化と実用的な知見を提供します。
Precision AIによって、Copilotがより効果的なアシスタントになります。
Sabreのシニアバイスプレジデント兼CISOであるスコット・モーサー(Scott Moser)氏のコメント:
生成AIは、自然言語インターフェイスを通じて、セキュリティチームの業務効率を確実に高めます。より多くのチームメンバーが自然言語インターフェイスを使用してファイアウォールやすべてのセキュリティツールを照会できるようになることは、セキュリティ脅威に対して迅速な対応を確保するだけでなく、質問に対するより優れた回答を得る上で極めて有益です。
Strata Copilot、Prisma Cloud Copilot、Cortex Copilotは、セキュリティアナリストが自然言語の威力とシンプルさを利用して、脅威を素早く簡単に発見、理解し、問題になる前に阻止できるよう支援します。パロアルトネットワークスの業界をリードするネットワーク、クラウド、およびセキュリティ運用プラットフォームにシームレスに統合された各Copilotは、アナリストの日常業務におけるあらゆるステップをガイドし、インシデントをより迅速に調査してワークフローを最適化することで、新たな脅威に先んじて対策を講じることを可能にします。
パロアルトネットワークスのプラットフォームCopilotとの統合:
- Strata Copilotは、SASEとNGFW(次世代ファイアウォール)の両方のデプロイを含むStrata Network Securityプラットフォームと連携し、Strata Cloud Managerを介してアクセスできます。
- Prisma Cloud Copilotは、Prisma Cloud、Code to CloudTMプラットフォーム全体をサポートし、リスクの優先順位付け、修復、脅威の検知、およびレポート作成を支援します。
- Cortex CopilotはCortex XSIAM®プラットフォームを通じて提供され、より効率的で効果的なSOCを実現します。
パロアルトネットワークスのビジョンは、あらゆる通信がCopilotの能力向上につながる真の学習アシスタントを提供することです。自律型サイバーセキュリティを推進することで、セキュリティチームは必要なときにより迅速で正確な知識と知見が得られます。Copilotは以下を実現します。
- 製品知識に関する質問に対して、その組織の環境に即した内容で回答する。
- アプリ、ユーザー、および脅威の活動を調査して可視化する。
- 組織の環境に関して、的を絞った質問に回答する。
- 設定を最適な状態にガイドする。
- IoC(IPアドレス、FQDN、URL、ドメイン、ハッシュなど)に関する詳細情報を検索する。
- 脅威やCVE(脆弱性やインシデント)の影響と対象範囲を評価する。
- シンプルな自然言語リクエストから始め、複雑な修復処理を実行する。
- 製品の迅速な操作を支援する。
- サポートケースをオープンする際に問題の詳細を自動的に収集し、自発的に提出する。
パロアルトネットワークスは、Precision AIを搭載した新しいCopilotのプライベートプレビューでの提供を始めています。最新の脅威に対してCopilotがどのような変革をお客様にもたらすかについては、こちらのブログをご覧ください。
パロアルトネットワークス株式会社について
パロアルトネットワークスは、サイバーセキュリティのグローバルリーダーです。企業や組織が安心してテクノロジーを活用できるよう、サイバー脅威を克服するための技術革新に努め、世界中のあらゆる業界の何千ものお客様に、次世代サイバーセキュリティを提供しています。最高クラスのサイバーセキュリティプラットフォームとサービスは、業界をリードする脅威インテリジェンスに支えられ、最先端の自動化によって強化されています。ゼロトラストエンタープライズの実現に向けた製品の導入や、セキュリティインシデントの対応、ワールドクラスのパートナーエコシステムを通じたより良いセキュリティ成果の提供などにより、毎日をより安全なものにするための支援に取り組んでいます。それが、パロアルトネットワークスがサイバーセキュリティのパートナーとして選ばれる理由です。
パロアルトネットワークスでは、ミッションの実現に向けて最高の人材を集めることに尽力しており、Newsweek誌の「最も愛される職場」(2021年)、Comparably(職場文化モニタリングプラットフォーム)の「多様性に優れた企業」(2021年)、HRC(ヒューマンライツキャンペーン)の「LGBTQ平等のための最高の場所」(2022年)に選出されています。詳しくは http://www.paloaltonetworks.jpをご覧ください。
※Palo Alto Networks、Palo Alto NetworksロゴおよびCortex、 Cortex XSIAM、Strata、Prisma、Precision AI、Code to Cloudは米国およびその他の国・地域におけるPalo Alto Networksの登録商標または商標です。本書に記述されているその他すべての商標、商号、サービスマークは、各所有者に帰属します。
※本プレスリリースはサンタクララ発、2024年5月7日発表の抄訳です。
本プレスリリースには、リスク、不確定要素、仮定を伴う今後の見通しが含まれています。たとえば、当社製品および技術の便益、影響または性能、あるいは潜在的な便益、影響または性能に関する記述がそれにあたりますが、これらに限りません。これらの将来の見通しに関する記述は、将来の業績を保証するものではなく、実際の業績は様々な要因により本プレスリリースに記載された内容と大きく異なる可能性があります。弊社の業績に影響を与える主要なリスクと不確実性については、米国証券取引委員会(SEC)に提供した最新の年次報告書(Form 10-K)、最新の四半期報告書(Form 10-Q)、および随時提出したその他の資料で明らかにしています。これらの資料は弊社Webサイト(investors.paloaltonetworks.com)またはSECのWebサイト(www.sec.gov)でご覧いただけます。本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関するあらゆる記述は、作成日時点で弊社が入手可能な情報に基づいており、弊社はこれらの記述がなされた日以降に発生した事象や状況を反映するために将来の見通しを更新するいかなる義務も負うものではありません。
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パロアルトネットワークス株式会社
コーポレートコミュニケーション 松島由起子
Email: ymatsushima@paloaltonetworks.com
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担当:近藤、松田、兪(ゆう)、石谷
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