脆弱性対策やウイルス対策からコンプライアンス管理まで広範囲なセキュリティ機能の一元化により
運用管理の負荷とコストを削減
世界的なサイバーセキュリティのリーダー企業であるパロアルトネットワークス株式会社(本社:東京都千代田区、以下パロアルトネットワークス)は、この度、株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、以下NTT ドコモ)がパロアルトネットワークスのクラウド型セキュリティプラットフォーム「Prisma® Cloud」を導入したことを発表いたします。
導入に至る背景
大手モバイル通信事業者のNTTドコモでは携帯電話向けサービスの「dフォト(*1)」および「データ保存BOX(*2)」をそれぞれ提供しています。dフォトとデータ保存BOXのシステム基盤は、もともとアマゾン ウェブ サービス(以下AWS)の仮想サーバとクラウドストレージが利用されていましたが、OS・ミドルウェアのバージョンアップやメンテナンスが必要になるなど、運用管理にかかる負荷とコストが課題とされていたため運用効率化を目的にAWSのコンテナ・サーバレスサービスを活用した新しいシステム基盤を全面的に刷新することになりました。
そこでシステム基盤移行にあたって、コンテナ・サーバレス環境のセキュリティ対策が新たな課題となり、複数のソリューションを候補に挙げ比較検討された結果、パロアルトネットワークスのクラウドネイティブセキュリティプラットフォーム「Prisma Cloud」が採用されました。
ソリューション選定のキーポイント
コンテナ・サーバレス環境のセキュリティを担保するには、クラウドプロバイダーが提供するセキュリティ機能とその他適材適所のポイント・ソリューションの組み合わせということも考えられましたが、運用負荷とコストの増大が懸念材料となりました。そこで、脆弱性対策だけでなくウイルス対策やコンプライアンス管理の機能も含めて広範なセキュリティ対策を1つの製品で実現することにより「運用負荷とコスト低減」を可能にするPrisma Cloudが選定されました。
導入スケジュール および 導入後の効果
NTTドコモは2021年10月にセキュリティ製品の検討を実施した後、Prisma Cloudの採用を11月に決定しました。
その後、セキュリティの設計・開発に着手し、脆弱性スキャンの除外ルールの設定やアラート発報の仕組みを実装するなどの開発・テスト作業を2023年1月まで継続し、コンテナ・サーバレスを活用した新しいシステム基盤の稼働に合わせて、Prisma Cloudの本番運用を2月に開始しました。
本番運用から数か月が経過していますが、既に実感されている効果について、NTTドコモ スマートライフカンパニー 第一プロダクトデザイン部 コンテンツサービス担当 竹田優太氏はつぎのように話しています。
「Prisma Cloudでは、コンテナ内で使用されているソフトウェアの一覧・バージョンがプロアクティブに取得できるため、抜け漏れなくセキュリティ対策を1製品で実現できたことで導入および運用管理にかかる工数とコストが大幅に削減されました。」
また、NTTドコモでは既存サービス、あるいは新サービスが稼働するシステム基盤の更改のタイミングで同様のセキュリティ対策を講じることが予定されています。
NTTドコモ ネットワーク本部 サービスデザイン部 グランドデザイン担当 課長 加藤雅俊氏は「パブリッククラウドが進化する中、当社が提供するサービス基盤のコンテナ・サーバレス化を進めていこうと計画しています。現時点では未定ですが、コンテナ・サーバレスを活用したシステム基盤を構築する際のセキュリティ対策として、Prisma Cloudは有力な導入候補になることは間違いありません。」と話しています。
パロアルトネットワークスは、変容する市場環境とお客様のニーズに引き続き注力し、お客様から選ばれるセキュリティパートナーとして今後も尽力して参ります。
(*1)dフォトは、写真・動画をクラウドにまとめて保存できる「フォトコレクション」をリニューアルする形で2018年にスタートしたサービス。
(*2)データ保存BOXは、スマートフォンやタブレット、パソコンのファイルを保存するクラウドストレージサービスとして、2013年から提供。
パロアルトネットワークス株式会社について
パロアルトネットワークスは、サイバーセキュリティのグローバルリーダーです。企業や組織が安心してテクノロジーを活用できるよう、サイバー脅威を克服するための技術革新に努め、世界中のあらゆる業界の何千ものお客様に、次世代サイバーセキュリティを提供しています。最高クラスのサイバーセキュリティプラットフォームとサービスは、業界をリードする脅威インテリジェンスに支えられ、最先端の自動化によって強化されています。ゼロトラストエンタープライズの実現に向けた製品の導入や、セキュリティインシデントの対応、ワールドクラスのパートナーエコシステムを通じたより良いセキュリティ成果の提供などにより、毎日をより安全なものにするための支援に取り組んでいます。それが、パロアルトネットワークスがサイバーセキュリティのパートナーとして選ばれる理由です。
パロアルトネットワークスでは、ミッションの実現に向けて最高の人材を集めることに尽力しており、Newsweek誌の「最も愛される職場」(2021年)、Comparably(職場文化モニタリングプラットフォーム)の「多様性に優れた企業」(2021年)、HRC(ヒューマンライツキャンペーン)の「LGBTQ平等のための最高の場所」(2022年)に選出されています。詳しくは http://www.paloaltonetworks.jpをご覧ください。
※Palo Alto Networks、Palo Alto NetworksロゴおよびPrismaは米国およびその他の国・地域におけるPalo Alto Networksの登録商標または商標です。本書に記述されているその他すべての商標、商号、サービスマークは、各所有者に帰属します。また、本書またはその他のプレスリリース公式発表に記述されている未発売のサービス、および機能については、提供開始までご利用いただけません。当初の予定通りに提供開始されない場合や、提供されない場合もあります。パロアルトネットワークスの製品やサービスを購入する際は、既に提供されているサービスや機能をhttp://www.paloaltonetworks.jpよりご確認ください。
報道関係者からのお問い合わせ
パロアルトネットワークス株式会社
コーポレートコミュニケーション 松島 由起子
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