～ 分析・自動化機能を拡張し、Application Framework戦略を加速 ～
※本リリースは2019年2月19日に米国で発表したプレスリリースの抄訳をベースにしています
サイバーセキュリティのリーダー企業であるPalo Alto Networks (NYSE: PANW) は、SOAR (security orchestration, automation and response; オーケストレーションと自動化によるセキュリティへの対応) 分野をリードするセキュリティ企業であるDemisto社 を買収する最終合意に達したことを発表しました。Palo Alto Networksは合意に基づき、総額5億6,000万ドル（取引実行時に調整の可能性あり）でDemisto社を買収し、現金および株式で支払います。今回提案された買収は、規制当局の承認および通例の完了条件が満たされることを条件に、Palo Alto Networksの2019年度第３四半期（2019年2～4月）中に完了する予定です。
Demisto社のオーケストレーションおよび自動化技術を取り入れることは、Palo Alto NetworksのApplication Framework戦略を加速し、セキュリティチームに迅速な脅威防御と対応能力を提供するという目標実現を前進させる重要な役割を担います。Demisto社の製品は、収集した情報から自動でプレイブックを作成し、人的レビューが必要なセキュリティアラートを最大95パーセント削減するため、セキュリティチームは最も複雑な脅威に注力できます。Demisto社の高度なアプローチにより、Palo Alto NetworksのAIおよび機械学習の活用が促進され、顧客のセキュリティ運用の自動化を一層高められます。
Demisto社は、効果的な市場参入戦略により、150社以上の顧客を獲得しています。そのうちの4分の1がヘルスケア、ハイテク、金融サービスなど、各業界のFortune 500に含まれる大手企業です。Demisto社は積極的な成長計画を遂行し続け、意欲的な目標を達成するためにPalo Alto Networksの販売網を活用する予定です。同時にPalo Alto Networksと密に連携し、Application Frameworkとの統合を促進します。
コメント：
- 「Demisto社をPalo Alto Networksの一員として迎えられることを光栄に思います。Demisto社のサービスは、弊社のApplication Frameworkと組み合わせることで、サイバー攻撃から防御するための高度な連携、自動化、技術革新を提供するプラットフォームを実現し、Palo Alto Networksによるセキュリティ部門への支援をより強固なものにしてくれます。」
Palo Alto Networks 会長兼最高経営責任者 (CEO) Nikesh Arora (ニケシュ・アローラ)
- 「Demistoは、脅威への対抗を人的リソースだけに頼っていては、今日のサイバー攻撃を阻止できないと考え、セキュリティの自動化に取り組んできました。Palo Alto Networksの戦略はDemistoのビジョンと共鳴するもので、未来のセキュリティは自動化とAIであるという信念を共有できる、同じ志を持つ企業を見つけました。Palo Alto Networksに参画し、この信念の実現に協力できることに胸を躍らせています。」
Demisto CEO、Slavik Markovich（スラビク・マーコビッチ）
Demisto社の製品は、買収が完了した後も継続して利用可能です。Demisto社の創設者であるSlavik Markovich (スラビク・マーコビッチ)、Rishi Bhargava (リシ・バーガバ)、Dan Sarel (ダン・サレル)、Guy Rinat (ガイ・リナット) は、Palo Alto Networksに参画します。
Demisto社について：
Demisto社のSOARプラットフォームは、オーケストレーション、インシデント管理、対話型の調査を、一元的に操作できるよう統合します。Demisto社のオーケストレーションエンジンは、セキュリティ製品のタスクを自動化し、セキュリティアナリストのタスクとワークフローへと組み込まれます。機械学習技術を搭載したDemisto Enterpriseは、実際のアナリストとの対話や過去の調査から知識を蓄積し、SOCチームのアナリスト割り当ての提案やプレイブックの強化、次回の調査手順の最適化を支援します。プラットフォームもその利用者も、すべてのアナリストの行動を基に一層賢くなるでしょう。詳細については www.demisto.com を参照ください。
パロアルトネットワークス株式会社について：
米国に本社を持つパロアルトネットワークスは、セキュリティの現状に常に挑戦するサイバーセキュリティのリーダー企業です。サイバー攻撃の防御により、多くの組織とその顧客の安全を保障し、デジタル時代のライフスタイルを守ることが弊社のミッションです。弊社の先駆的な「Security Operating Platform」は、飛躍的進歩を続けるセキュリティ、自動化、解析のための最新技術を採用し、継続的なイノベーションにより、お客様のデジタルトランスフォーメーションの拡大を支援します。この真のプラットフォームと、弊社を含めた世界を変革する企業同士のエコシステムの強化により、クラウド、ネットワーク、モバイル機器にわたる効果的で革新的なサイバーセキュリティを提供します。詳しくはhttp://www.paloaltonetworks.jp をご覧ください。
Palo Alto Networks、Palo Alto Networksロゴは米国およびその他の国におけるPalo Alto Networksの登録商標または商標です。本書に記述されているその他すべての商標、商号、サービスマークは、それぞれの各社の登録商標または商標です。
将来予想に関する記述：
本プレスリリースには、弊社経営陣の判断や仮定および現在入手している情報に基づいた「将来予想に関する記述」が含まれています。このような将来予想に関する記述には、Demisto買収の意向に関する記述、買収完了時期に関する見通し、Demisto買収による弊社の期待利益、弊社の市場地位、買収による弊社製品に予想される影響、弊社の既存サービスおよび買収サービスが想定通りに動作するか否か、弊社の統合計画、Demisto経営陣の弊社への参画の見通し、ならびに買収完了後の顧客やパートナーによるDemisto製品利用可否に関する弊社の見通しが含まれます。これらは、1995年米国民事訴訟改革法（Private Securities Litigation Reform Act of 1995）の「セーフハーバー」規定で定義される将来の見通しに関する記述に該当します。新製品およびサブスクリプションのリリースに伴うリスクなど、本プレスリリースの記述と実際の結果が著しく異なる可能性となりえる要因が次のように多数存在します。弊社の運用経歴が限定的なこと。弊社の急速な成長を管理することに伴うリスク。Demistoを支障なく統合し、他の企業、製品、技術を十分に獲得および統合する組織として弊社の能力。ソフトウェアバグの発見など新しい製品やサブスクリプションおよびサポートサービスの提供に関連するリスク。新規顧客を獲得し維持する弊社の能力。新しいサブスクリプションサービスの開発やリリースの遅れ、または新しい製品やサブスクリプションならびに既存の製品、サブスクリプションおよびサポートサービスの提供をタイムリーに開発し、市場で受け入れられるようになること。ネットワークセキュリティ製品やサブスクリプションおよびサポートサービスの市場において急速に進化する技術開発。販売サイクルの長さ。一般的な市場、政治的、経済的、ビジネス上の条件。2018年11月30日にSEC (証券取引委員会) に提出されたForm 10-Qの弊社四半期報告書における「リスク要因 (Risk Factors)」および「経営者による財務状況および経営成果に関する討議と分析 (Management's Discussion and Analysis of Financial Condition and Results of Operations)」と題される項目に、その他のリスクや不確実性が含まれています。本報告書は弊社ウェブサイト (investors.paloaltonetworks.com) およびSECウェブサイト (www.sec.gov) で参照可能です。弊社が随時SECへ提出する他の書類にも追加情報が記載されます。本プレスリリースの将来に関するすべての記述は、本日時点において弊社が入手可能な情報に基づいており、将来予想に関する記述について、今後新たな情報が入手できた場合であっても作成日以降に発生した事象や状況を反映するよう更新したり、将来予想に関する記述で予測されるものと実際の結果が大きく異なった理由を更新したりする義務を負うものではありません。
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